洋楽で驚いた時代の話

かつて洋楽には「驚き」があった…

2018-01-01から1年間の記事一覧

#5「フレディー・マーキュリーの美意識」〜映画「ボヘミアン・ラプソディー」に寄せて

映画「ボヘミアン・ラプソディー」が記録的な大ヒットを続けている。 https://www.google.co.jp/amp/s/eiga.com/amp/news/20181217/11/ https://www.google.co.jp/amp/s/rockinon.com/blog/kojima/182139.amp 私も観てきたが、自分のようなクイーンをリアル…

#4「KISSから始めた」 - KISSのヤングミュージックショウ〜1977年

KISS - Detroit Rock City - Tokyo 1977 よく洋楽を聴かない人というのは、洋楽ばかり聴いているような人に「なんで言葉の分からないのに聴くの?」という質問をするものだ。私も中学生の頃はこれとまったく同じ疑問を持っていた。 家では5つ上の姉が、ビー…

#3「驚き」の無くなった理由は? Part3

「驚き」の無くなった要因の最後。三つめ。 ③ディスコとマイケル・ジャクソンとマドンナ これはかなり決定的なダメ押しになったと私は思っている。 70年代の終末期のディスコブームは私を洋楽に目覚めさせたエキサイティングなムーブメントだったが、私は今…

#2「驚き」の無くなった理由は? Part2

それでは、「驚き」の無くなった要因の二つめ。 ②バンドが減った。 1970年代は、やはり1960年代を席巻し1970年に解散したビートルズがポピュラー音楽の世界において、色々な意味で基本となり、多くのロックバンドの目標となった。 出発点が作曲も演奏もでき…

#1 「驚き」の無くなった理由は? Part1

前回は、私の主観もある程度認めながらも、近年の洋楽にはかつての「驚き」が無くなってきている事について述べてみた。 いよいよ第1回の今回は、その私が体験した洋楽「驚き」」の時代の話を進めてゆくにあたって、まずは、なぜ近年の洋楽に「驚き」が無く…